2009年 02月 13日
マダム・シルヴィーの料理教室 7月、9月のレポート |
パリはまだまだ冬景色。時おり雪もちらつくぐらいの寒さです。
すっかりとブログの更新をおこたっておりましたが、ようやく復活いたしました。
気がつけば2009年に突入し、一ヵ月半、大変遅ればせながらのご挨拶ですが、
本年もどうぞよろしく御願いいたします。
教室のレポートをとても楽しみにしてくださる方が大勢おりますのに、夏のヴァカンスからレポートがたまってしまいました。
大変季節はずれではございますが、少しづつアップさせていただきますので、ご覧頂けると幸いです。
少々手順が違ってのレポートにもなりまねませんが、そんな時は是非ご指摘いただけますとうれしいです。
それでは7月、9月のメニューをレポートさせていただきます。
まずはいつものようにデザートから。
季節のフルーツのクランブルです。
写真はクエッチ(quetsche)というアルザス地方のプラムの一種です。
こちらは9月のお教室で、使いました。夏の終わり頃にマルシェなどに登場するフルーツです。
個人的にはチェコの田舎(友人がアーティストレジデンスに滞在していた頃)で食べたクエッチが一番の思い出です。当時なんともいえない甘みが印象的でした。
こちらは7月のクランブルです。
ネクタリンやあんず、そしてどちらのクランブルにもはいってりるのがリンゴです。
リンゴがフルーツの水分を吸収してくれる重要な役割をはたしているので、
クランブルを作るときははずせないのだそうです。
適当に刻んだフルーツの上に、クランブルの生地をふりかけてオーブンにいれます。
今回はさらにノワゼット(ハシバミの実)を炒ってくだいたものを振りかけました。
こちらが焼き上がった7月のクランブルです。
少々焦げてしまいましたが、ノワゼットの香ばしい香りが漂っていました。
次はメイン料理の夏野菜のファルシです。
野菜の中にひき肉をつめてオーブンで焼いたお料理です。
野菜はズッキーニ、ピーマン、トマト、ナスの4種類。
こちらはめずらしい縞模様のナスです。
まずは下ごしらえ。
参加者の方に、野菜の中身をくりぬく作業を手伝ってもらいました。
ピーマンの種以外はとっておきます。
トマトはスプーンでくりぬきます。
切り落としたヘタの部分もとっておき、切った面を下にして水気を切っておきます。
お肉屋さんで粗めに挽いてもらった子牛や豚肉などに、くりぬいた野菜を細かく刻んだものをまぜ合わせます。
炒めたタマネギやパセリなどハーブもたっぷり入っています。
くり抜いた野菜にたっぷりのお肉をつめて、ローリエやタイムを飾り、オーブンへ。
肉にある程度火が通ったら、トマトのフタをかぶせま、さらに加熱します。
肉や野菜の汁もでて、おいしそうな焼き色がつきました。
最後は前菜”Les œufs meurettes”ポーチ・ド・エッグのムーレット(赤ワイン)ソースです。
こちらはブルゴーニュ地方のお料理ですが、ビストロでもまれに見かけるお料理です。
写真は赤ワインソースに入れるマッシュルーム。
エシャロットやニンニク、豚肉を炒めた後のフライパンで炒めます。
別鍋で赤ワインをじっくり煮詰めたソースに炒めた具を合わせて待機。
今回はタンニンの強いシラー種の赤ワインを使いました。
パン・ドゥミはトーストして、ニンンクの切り口をパンにあてて香りをつけます。
いよいよポーチドエッグにとりかかります。
水、赤ワイン、赤ワインヴィネガー、ブーケガルニを沸騰させたなかに、卵をゆっくりと落とし入れます。木べらで渦巻きをつくりながら白身をまとめていきますが、これがなかなか難しかったです。
参加者の方にも挑戦していただきました。
皆さん真剣に取り組んでいらっしゃいました。
いよいよ会食です。
水気を切ったポーチドエッグをトーストしたパン・ドゥミに乗せて、赤ワインソースをたっぷりかけます。卵の黄身はとろりと半熟であることが鉄則。卵料理好きの私にはたまらない一品でした。
メインのファルシにはサラダを添えていただきました。
それにしても4種類の野菜のファルシを少しづつでも、ものすごいボリューム。
それぞれ味わいが違って、皆さんお好みも意見もバラバラでした。
粗めにミンチしたお肉がとても味わい深く、野菜のそれぞれの旨味が加わって、シンプルにオーブンで焼いただけで十分の美味しさです。
最後にデザート。
こちらは7月のネクタリンとアプリコットのクランブルです。
こちらはクエッチのクランブルですが、生のときの実は黄色っぽいですが、火が通ると真っ赤な果汁がでて、印象の違うものができました。
ちょっと酸味のあるクレーム・フレッシュを添えていただきます。
フルーツの甘酸っぱさ、さくさくしたクランブルの甘い生地、さらにノワゼットの香ばしさが加わってなんともバランスのいい素朴なデザートです。
マルシェの終わり頃に山盛りのフルーツ1ユーロを見かけては、ジャムにするぐらいしか思い浮かびませんでしたが、クランブルもレパートリーに加わりました。
フルーツが美味しい季節に是非お試しください。
3月のメニューが届きました。
今回はイタリア料理の登場です。
前 菜 : Antipasti de légumes
野菜のアンティパスティ(イタリア風野菜の前菜)
主 菜 : Osso bucco
オッソ・ブッコ(子牛脛肉の煮込み)
デザート : Crème renversée à la noix de coco
ココナツ風味のプリン
今後のスケジュールです。
3月10日(火) 開講
3月17日(火) 開講
3月19日(木) 開講
3月26日(木) ほぼ開講
3月31日(火)
2月のメニュー(ムール貝風味のパプリカのスープ、ブランケット・ド・ヴォー、タルト・シトロン)のリクエストにお答えしての教室です。
4月9日(木)
4月23日(木)
4月30日(木)
5月14日(木)
5月19日(火)
5月26日(火)
6月30日(火)他
旅行者の方を優先してスケジュールを調整しております。
その他の日程もお気軽にご相談ください。
ご予約、お問い合わせはenrichirparis@hotmail.comまで。
皆様のご参加お待ちしております。
10月の教室のレポートも引き続きお楽しみに。
どうぞよろしく御願いいたします(キ)
すっかりとブログの更新をおこたっておりましたが、ようやく復活いたしました。
気がつけば2009年に突入し、一ヵ月半、大変遅ればせながらのご挨拶ですが、
本年もどうぞよろしく御願いいたします。
教室のレポートをとても楽しみにしてくださる方が大勢おりますのに、夏のヴァカンスからレポートがたまってしまいました。
大変季節はずれではございますが、少しづつアップさせていただきますので、ご覧頂けると幸いです。
少々手順が違ってのレポートにもなりまねませんが、そんな時は是非ご指摘いただけますとうれしいです。
それでは7月、9月のメニューをレポートさせていただきます。
まずはいつものようにデザートから。
季節のフルーツのクランブルです。
写真はクエッチ(quetsche)というアルザス地方のプラムの一種です。
こちらは9月のお教室で、使いました。夏の終わり頃にマルシェなどに登場するフルーツです。
個人的にはチェコの田舎(友人がアーティストレジデンスに滞在していた頃)で食べたクエッチが一番の思い出です。当時なんともいえない甘みが印象的でした。
こちらは7月のクランブルです。
ネクタリンやあんず、そしてどちらのクランブルにもはいってりるのがリンゴです。
リンゴがフルーツの水分を吸収してくれる重要な役割をはたしているので、
クランブルを作るときははずせないのだそうです。
適当に刻んだフルーツの上に、クランブルの生地をふりかけてオーブンにいれます。
今回はさらにノワゼット(ハシバミの実)を炒ってくだいたものを振りかけました。
こちらが焼き上がった7月のクランブルです。
少々焦げてしまいましたが、ノワゼットの香ばしい香りが漂っていました。
次はメイン料理の夏野菜のファルシです。
野菜の中にひき肉をつめてオーブンで焼いたお料理です。
野菜はズッキーニ、ピーマン、トマト、ナスの4種類。
こちらはめずらしい縞模様のナスです。
まずは下ごしらえ。
参加者の方に、野菜の中身をくりぬく作業を手伝ってもらいました。
ピーマンの種以外はとっておきます。
トマトはスプーンでくりぬきます。
切り落としたヘタの部分もとっておき、切った面を下にして水気を切っておきます。
お肉屋さんで粗めに挽いてもらった子牛や豚肉などに、くりぬいた野菜を細かく刻んだものをまぜ合わせます。
炒めたタマネギやパセリなどハーブもたっぷり入っています。
くり抜いた野菜にたっぷりのお肉をつめて、ローリエやタイムを飾り、オーブンへ。
肉にある程度火が通ったら、トマトのフタをかぶせま、さらに加熱します。
肉や野菜の汁もでて、おいしそうな焼き色がつきました。
最後は前菜”Les œufs meurettes”ポーチ・ド・エッグのムーレット(赤ワイン)ソースです。
こちらはブルゴーニュ地方のお料理ですが、ビストロでもまれに見かけるお料理です。
写真は赤ワインソースに入れるマッシュルーム。
エシャロットやニンニク、豚肉を炒めた後のフライパンで炒めます。
別鍋で赤ワインをじっくり煮詰めたソースに炒めた具を合わせて待機。
今回はタンニンの強いシラー種の赤ワインを使いました。
パン・ドゥミはトーストして、ニンンクの切り口をパンにあてて香りをつけます。
いよいよポーチドエッグにとりかかります。
水、赤ワイン、赤ワインヴィネガー、ブーケガルニを沸騰させたなかに、卵をゆっくりと落とし入れます。木べらで渦巻きをつくりながら白身をまとめていきますが、これがなかなか難しかったです。
参加者の方にも挑戦していただきました。
皆さん真剣に取り組んでいらっしゃいました。
いよいよ会食です。
水気を切ったポーチドエッグをトーストしたパン・ドゥミに乗せて、赤ワインソースをたっぷりかけます。卵の黄身はとろりと半熟であることが鉄則。卵料理好きの私にはたまらない一品でした。
メインのファルシにはサラダを添えていただきました。
それにしても4種類の野菜のファルシを少しづつでも、ものすごいボリューム。
それぞれ味わいが違って、皆さんお好みも意見もバラバラでした。
粗めにミンチしたお肉がとても味わい深く、野菜のそれぞれの旨味が加わって、シンプルにオーブンで焼いただけで十分の美味しさです。
最後にデザート。
こちらは7月のネクタリンとアプリコットのクランブルです。
こちらはクエッチのクランブルですが、生のときの実は黄色っぽいですが、火が通ると真っ赤な果汁がでて、印象の違うものができました。
ちょっと酸味のあるクレーム・フレッシュを添えていただきます。
フルーツの甘酸っぱさ、さくさくしたクランブルの甘い生地、さらにノワゼットの香ばしさが加わってなんともバランスのいい素朴なデザートです。
マルシェの終わり頃に山盛りのフルーツ1ユーロを見かけては、ジャムにするぐらいしか思い浮かびませんでしたが、クランブルもレパートリーに加わりました。
フルーツが美味しい季節に是非お試しください。
3月のメニューが届きました。
今回はイタリア料理の登場です。
前 菜 : Antipasti de légumes
野菜のアンティパスティ(イタリア風野菜の前菜)
主 菜 : Osso bucco
オッソ・ブッコ(子牛脛肉の煮込み)
デザート : Crème renversée à la noix de coco
ココナツ風味のプリン
今後のスケジュールです。
3月10日(火) 開講
3月17日(火) 開講
3月19日(木) 開講
3月26日(木) ほぼ開講
3月31日(火)
2月のメニュー(ムール貝風味のパプリカのスープ、ブランケット・ド・ヴォー、タルト・シトロン)のリクエストにお答えしての教室です。
4月9日(木)
4月23日(木)
4月30日(木)
5月14日(木)
5月19日(火)
5月26日(火)
6月30日(火)他
旅行者の方を優先してスケジュールを調整しております。
その他の日程もお気軽にご相談ください。
ご予約、お問い合わせはenrichirparis@hotmail.comまで。
皆様のご参加お待ちしております。
10月の教室のレポートも引き続きお楽しみに。
どうぞよろしく御願いいたします(キ)
by enrichirparis
| 2009-02-13 01:22
| 教室のレポート