2013年 03月 21日
ミカエルの料理アトリエ 2013年 2月のレポート |
フランスも暦上では春になりました。
フランス革命暦というものがあって、3月21日から4月19日ごろまではGerminal(芽月)と呼ばれたようです。
とても文学的な月名は、ファーブル・デグランティーヌという詩人が創案したそうですが、
「新たに生じて成長しようとするもの」を意味する”芽”の月だと思うと、
なんとなく新しい事に挑戦してくなります。
冬に溜め込んだ重い荷物をおろして、シンプルになりたい今日この頃ですが、まだ肌寒いパリです。
春が待ち遠しいです。
さて、先月に開講しましたミカエルの料理アトリエですが、
シルヴィーさんの教室時代からお得意さまでパリ通のMさんをはじめとする5人の参加者の皆様と、
ミカエルの手際のよい進行で、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
レポートも実に3年ぶり。
時間差がでることもあるかと思いますが、
これからも綴っていきたいと思いますのでどうぞ宜しくお願いします。
まずは、トマトとコリアンダー風味のエビとスズキのパピヨットからスタートです。
いきなり、Bar(バール)と呼ばれる大きな魚をさばきはじめました。
フランスでは海のオオカミ(Loup de Mer)とも呼ばれ、高級魚です。
日本でいうところの スズキ にあたりますが、ミカエルいわく、日本のスズキとは違うそうです。
たしかに育っている海が違いますから、違って当然といえば当然かもしれません。
ミカエルはブルターニュ出身なので、魚にはちょっとうるさいのです。
皆さん真剣な顔つきですが、プチトマトをカットしています。
ミカエルの切り方指導が入りましたが、こうやって写真でみると鬼コーチ風ですね(笑)
ふだん気にしたことがなかったですが、指を切らないように、またトマトが転がらないようにしっかりと二本の指で押さえ、指の間に包丁の刃を滑らせるのがコツだそうです。
魚の切り方も、、、。やさしくご指導いただきました。
papilottes(パピヨット)という透明な加熱可能のセロファンに
ピチトマト、エビ、すずき、パプリカのマリネ、タプナードなどお好みの具材をのせて包みます。
水を加えて、ぎゅっと紐でしばったら、フライパンで焼くだけ。
素材のうまみを閉じ込めた一品です。
あっという間にできてしまうので、サービスの直前に火にかけます。
付け合わせのマッシュポテトもゆであがってからはあっという間です。
ジャガイモの調理方法もたくさんありますが、
今回は、ジャガイモの皮を剥いてから、丸ごとゆでました。
ちなみに、皮付きのまま調理したジャガイモのことを en robe des champs 畑のドレス と呼ぶそうです。
バター、クレームフレッシュ、決めてになるのが、トリフ風味のオリーブオイルとお塩です。
トリフの香りが苦手な方もいらしゃると思いますが、
普通のマッシュポテトが、一気にグレードアップ。
シンプルなだけに素材勝負の一品です。
最後はマンゴーのミネストローネ。
蜂蜜とショウガのヴィネガーでマリネをして、ライムとクレモンティーヌのオリーブオイルをかけたもの。
普段はほとんど料理にしか使わないヴィネガーやオイルをデザートに使ったのは、新鮮でした。
ちょっとした調味料使いで、フルーツがデザートになってしまいました。
最後はワイワイ、ワインを飲みながら試食となりました。
パピヨットは包みを開ける瞬間がなんとも楽しみですが、
南仏の太陽と海の香りがふわっと漂いました。
皮付きのスズキも脂がのっていて、とてもおいしかったです。
かなり急ぎ足ではありましたが、今回のレポートはいかがでしたでしょうか。
初回のアトリエも無事に楽しく終了いたしましたが、
ご参加いただいた方々に感謝を申し上げます。
また、残念ながら日程の関係でご参加していただけなかった方々、
またの機会にご参加していただけると幸いです。
4月のメニューもまもなく届き次第ブログでご案内させていただきますが、
次回は3月28日(木)、4月5日(金)、4月8日(月)、4月12日(金)、4月15日(月)4月24日(水)に予定しております。その他の日程も検討できますので、お気軽にお問いあわせください。
お申し込み、お問い合わせは、enrichirparis@hotmail.comまで
詳細は以下をご参考になさってください。
http://enrichir.exblog.jp/18763147/
皆様のご参加、心からお待ちしております(き)
フランス革命暦というものがあって、3月21日から4月19日ごろまではGerminal(芽月)と呼ばれたようです。
とても文学的な月名は、ファーブル・デグランティーヌという詩人が創案したそうですが、
「新たに生じて成長しようとするもの」を意味する”芽”の月だと思うと、
なんとなく新しい事に挑戦してくなります。
冬に溜め込んだ重い荷物をおろして、シンプルになりたい今日この頃ですが、まだ肌寒いパリです。
春が待ち遠しいです。
さて、先月に開講しましたミカエルの料理アトリエですが、
シルヴィーさんの教室時代からお得意さまでパリ通のMさんをはじめとする5人の参加者の皆様と、
ミカエルの手際のよい進行で、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
レポートも実に3年ぶり。
時間差がでることもあるかと思いますが、
これからも綴っていきたいと思いますのでどうぞ宜しくお願いします。
まずは、トマトとコリアンダー風味のエビとスズキのパピヨットからスタートです。
いきなり、Bar(バール)と呼ばれる大きな魚をさばきはじめました。
フランスでは海のオオカミ(Loup de Mer)とも呼ばれ、高級魚です。
日本でいうところの スズキ にあたりますが、ミカエルいわく、日本のスズキとは違うそうです。
たしかに育っている海が違いますから、違って当然といえば当然かもしれません。
ミカエルはブルターニュ出身なので、魚にはちょっとうるさいのです。
皆さん真剣な顔つきですが、プチトマトをカットしています。
ミカエルの切り方指導が入りましたが、こうやって写真でみると鬼コーチ風ですね(笑)
ふだん気にしたことがなかったですが、指を切らないように、またトマトが転がらないようにしっかりと二本の指で押さえ、指の間に包丁の刃を滑らせるのがコツだそうです。
魚の切り方も、、、。やさしくご指導いただきました。
papilottes(パピヨット)という透明な加熱可能のセロファンに
ピチトマト、エビ、すずき、パプリカのマリネ、タプナードなどお好みの具材をのせて包みます。
水を加えて、ぎゅっと紐でしばったら、フライパンで焼くだけ。
素材のうまみを閉じ込めた一品です。
あっという間にできてしまうので、サービスの直前に火にかけます。
付け合わせのマッシュポテトもゆであがってからはあっという間です。
ジャガイモの調理方法もたくさんありますが、
今回は、ジャガイモの皮を剥いてから、丸ごとゆでました。
ちなみに、皮付きのまま調理したジャガイモのことを en robe des champs 畑のドレス と呼ぶそうです。
バター、クレームフレッシュ、決めてになるのが、トリフ風味のオリーブオイルとお塩です。
トリフの香りが苦手な方もいらしゃると思いますが、
普通のマッシュポテトが、一気にグレードアップ。
シンプルなだけに素材勝負の一品です。
最後はマンゴーのミネストローネ。
蜂蜜とショウガのヴィネガーでマリネをして、ライムとクレモンティーヌのオリーブオイルをかけたもの。
普段はほとんど料理にしか使わないヴィネガーやオイルをデザートに使ったのは、新鮮でした。
ちょっとした調味料使いで、フルーツがデザートになってしまいました。
最後はワイワイ、ワインを飲みながら試食となりました。
パピヨットは包みを開ける瞬間がなんとも楽しみですが、
南仏の太陽と海の香りがふわっと漂いました。
皮付きのスズキも脂がのっていて、とてもおいしかったです。
かなり急ぎ足ではありましたが、今回のレポートはいかがでしたでしょうか。
初回のアトリエも無事に楽しく終了いたしましたが、
ご参加いただいた方々に感謝を申し上げます。
また、残念ながら日程の関係でご参加していただけなかった方々、
またの機会にご参加していただけると幸いです。
4月のメニューもまもなく届き次第ブログでご案内させていただきますが、
次回は3月28日(木)、4月5日(金)、4月8日(月)、4月12日(金)、4月15日(月)4月24日(水)に予定しております。その他の日程も検討できますので、お気軽にお問いあわせください。
お申し込み、お問い合わせは、enrichirparis@hotmail.comまで
詳細は以下をご参考になさってください。
http://enrichir.exblog.jp/18763147/
皆様のご参加、心からお待ちしております(き)
by enrichirparis
| 2013-03-21 09:00
| 教室のレポート