2009年 09月 16日
マダム・シルヴィー料理教室 1、2月のメニューレポート |
皆様、こんにちは。
教室のレポートの遅れをなんとか取り戻そうとしている私ですが、
夏休みの宿題を8月31日にやっている子供のような気持ちといいましょうか、いや、もっとひどい、新学期がはじまっても宿題をやっているようなうしろめたさを感じつつ、2009年の1、2月のメニューのレポートをさせていただきます(反省)
まずはいつものように、デザートからはじまりましたが、昨年大好評だったタルト・シトロン(レモンタルト)です。
まずタルト生地を作りますが、生地を練って1時間寝かせたあと、筒状にして輪切りにしたものを、タルト皿にはりあわせていくという画期的な方法!
生地を綿棒でのばす手間もなく、場所がなくても気軽に作れます。
詳しくはこちらを是非ご覧ください。
http://enrichir.exblog.jp/8695926/
こちらはレモン汁がたっぷり入ったアパレイユを流し入れて低温でじっくりと焼き上がった直後タルトです。まだ柔らかく、プルプルした状態です。粗熱がとれたところで、お砂糖をまぶして、表面を焼いてできあがり。じっくりと冷やしてからいただきます。
次はメインのブランケット・ド・ヴォーです。
子牛のクリームシチューというとイメージしやすいですが、今回ご紹介していただいたのは à l'ancienne ということで、昔風のレシピでした。
写真のピントがあっていないのが気になりますが、こちらが子牛肉です。
牛というよりは、豚肉に近いようなピンク色をしています。
たっぷり水をはった大鍋に火をかけて、子牛肉を入れて、でんぷんや灰汁をとりのぞきます。
こちらが大鍋にはいった灰汁がとれたお肉です。
クローブを刺したタマネギやニンジン
タイムをローリエの葉で巻いたブーケガルニ、
その他、セロリやパセリ、ニンニクなどを用意します。
それらを肉の入った鍋にいれて、ブイヨン、水を加え、弱火で50分火にかけます。
先ほどの野菜はブイヨンをとるだけの野菜。
ということで、中身の野菜を用意します。
こちらは小タマネギ。
いい具合にキャラメリゼされています。
さらに、シャンピニオン(マッシュルーム)と豚肉をそれぞれソテーしたものも用意します。
実はクリームと一緒に煮込むお料理を想像していましたが、クリームは別に作ります。
これが昔風なのだそうです。
肉と野菜を煮込んだブイヨンでベシャメルソースをのばして仕上げます。
そして前菜の準備にとりかかります。
季節のムール貝が入ったパプリカのスープです。
スープに定評のあるシルヴィーさんですが、このスープが評判をよび、3月にも特別の教室を開かせていただいたほどです。
材料はシンプル。
真っ赤なパプリカ、ムール貝、白ワインが基本です。
が、、、、作り方もシンプルですが手間がかかる作業があります。
それはムール貝の汚れをとる作業。
参加者の皆様にももれなくお手伝いいただきました。
海藻を噛んでいることが多いので、ひっぱって引き抜きます。
貝と貝をこすり合わせて水洗いするのは私流です。
エシャロット、ニンニク、パセリ、セロリを加えて、白ワインで蒸し上げたものがこちら。
いい香りが漂いました。
ムール貝の蒸し汁と貝を分けます。
そしてまた、ひと手間なのが殻から身をはずす作業です。
飾り様に貝がついたたままのものも残しておきます。
そして、パプリカのほうは、フライパンで炒め、
おろしたショウガとスピゴルを加えます。
スピゴルとはいってみればニセサフラン。
香りも色もサフランそっくりのパウダーなのですが、人工的につくったもので、
お値段もかなりお手頃。
例えばマレのイズラエルのようなエピスリーに行くと入手できます。
シノワで濾したムール貝の煮汁と合わせて煮立たせます。
ミキサーでスープ状にして生クリームと合わせて出来上がりです。
なみなみとお皿に注がれたスープに、ムール貝もたっぷり入って、パプリカの甘みとムール貝の旨味があわさって、風味も味も抜群でした。
色もとても食欲をそそります。
そしてメインは付け合わせにピラフを用意しました。
お肉と野菜のブイヨンでつくりました。
程よい大きさのカップにピラフをつめてお皿に盛ります。
子牛や付け合わせの野菜も添えて、クリームをかけます。
仕上げにパセリをふりかけて、出来上がり。
野菜好きの私はといいますか、戦中派タイプといいますか、ブイヨンでつかった野菜を捨ててしまうのがとても心苦しかったので、ポワローやセロリなども一緒にいただきました。
こってりとした料理のイメージでしたが、これがとてもあっさりとしたやさしいお味で、子牛も柔らかく煮えていて、ペロリとたいらげてしまったほどです。
ピラフもほのかにブイヨンの味がしみていて、ブランケット・ド・ヴォーとの相性もとてもよかったです。
そしてデザートのタルト・シトロン。
こちらは十分冷やし固まったものです。
レモンの酸味がきいて、どこかなつかしい感じがするタルトです。
参加者の方から、うまく固まらなかったという失敗談もうかがいましたが、
そうゆうときはレモンの汁の分量を減らしてみてくださいというシルヴィーさんのアドバイスをいただきました。
挑戦された方の失敗談、成功談もお気軽にお寄せいただけるとうれしいです。
この勢いで、3月のメニューレポートも近々アップしたいと思っておりますので、どうぞお楽しみに。
また来月10月のメニューもそろそろ届けできると思います。
お申し込み、お問い合わせはenrichirparis@hotmail.comまでお気軽にどうぞ。
宿題はまだまだ残っておりますが、どうぞよろしくお願いいたします(キ)
教室のレポートの遅れをなんとか取り戻そうとしている私ですが、
夏休みの宿題を8月31日にやっている子供のような気持ちといいましょうか、いや、もっとひどい、新学期がはじまっても宿題をやっているようなうしろめたさを感じつつ、2009年の1、2月のメニューのレポートをさせていただきます(反省)
まずはいつものように、デザートからはじまりましたが、昨年大好評だったタルト・シトロン(レモンタルト)です。
まずタルト生地を作りますが、生地を練って1時間寝かせたあと、筒状にして輪切りにしたものを、タルト皿にはりあわせていくという画期的な方法!
生地を綿棒でのばす手間もなく、場所がなくても気軽に作れます。
詳しくはこちらを是非ご覧ください。
http://enrichir.exblog.jp/8695926/
こちらはレモン汁がたっぷり入ったアパレイユを流し入れて低温でじっくりと焼き上がった直後タルトです。まだ柔らかく、プルプルした状態です。粗熱がとれたところで、お砂糖をまぶして、表面を焼いてできあがり。じっくりと冷やしてからいただきます。
次はメインのブランケット・ド・ヴォーです。
子牛のクリームシチューというとイメージしやすいですが、今回ご紹介していただいたのは à l'ancienne ということで、昔風のレシピでした。
写真のピントがあっていないのが気になりますが、こちらが子牛肉です。
牛というよりは、豚肉に近いようなピンク色をしています。
たっぷり水をはった大鍋に火をかけて、子牛肉を入れて、でんぷんや灰汁をとりのぞきます。
こちらが大鍋にはいった灰汁がとれたお肉です。
クローブを刺したタマネギやニンジン
タイムをローリエの葉で巻いたブーケガルニ、
その他、セロリやパセリ、ニンニクなどを用意します。
それらを肉の入った鍋にいれて、ブイヨン、水を加え、弱火で50分火にかけます。
先ほどの野菜はブイヨンをとるだけの野菜。
ということで、中身の野菜を用意します。
こちらは小タマネギ。
いい具合にキャラメリゼされています。
さらに、シャンピニオン(マッシュルーム)と豚肉をそれぞれソテーしたものも用意します。
実はクリームと一緒に煮込むお料理を想像していましたが、クリームは別に作ります。
これが昔風なのだそうです。
肉と野菜を煮込んだブイヨンでベシャメルソースをのばして仕上げます。
そして前菜の準備にとりかかります。
季節のムール貝が入ったパプリカのスープです。
スープに定評のあるシルヴィーさんですが、このスープが評判をよび、3月にも特別の教室を開かせていただいたほどです。
材料はシンプル。
真っ赤なパプリカ、ムール貝、白ワインが基本です。
が、、、、作り方もシンプルですが手間がかかる作業があります。
それはムール貝の汚れをとる作業。
参加者の皆様にももれなくお手伝いいただきました。
海藻を噛んでいることが多いので、ひっぱって引き抜きます。
貝と貝をこすり合わせて水洗いするのは私流です。
エシャロット、ニンニク、パセリ、セロリを加えて、白ワインで蒸し上げたものがこちら。
いい香りが漂いました。
ムール貝の蒸し汁と貝を分けます。
そしてまた、ひと手間なのが殻から身をはずす作業です。
飾り様に貝がついたたままのものも残しておきます。
そして、パプリカのほうは、フライパンで炒め、
おろしたショウガとスピゴルを加えます。
スピゴルとはいってみればニセサフラン。
香りも色もサフランそっくりのパウダーなのですが、人工的につくったもので、
お値段もかなりお手頃。
例えばマレのイズラエルのようなエピスリーに行くと入手できます。
シノワで濾したムール貝の煮汁と合わせて煮立たせます。
ミキサーでスープ状にして生クリームと合わせて出来上がりです。
なみなみとお皿に注がれたスープに、ムール貝もたっぷり入って、パプリカの甘みとムール貝の旨味があわさって、風味も味も抜群でした。
色もとても食欲をそそります。
そしてメインは付け合わせにピラフを用意しました。
お肉と野菜のブイヨンでつくりました。
程よい大きさのカップにピラフをつめてお皿に盛ります。
子牛や付け合わせの野菜も添えて、クリームをかけます。
仕上げにパセリをふりかけて、出来上がり。
野菜好きの私はといいますか、戦中派タイプといいますか、ブイヨンでつかった野菜を捨ててしまうのがとても心苦しかったので、ポワローやセロリなども一緒にいただきました。
こってりとした料理のイメージでしたが、これがとてもあっさりとしたやさしいお味で、子牛も柔らかく煮えていて、ペロリとたいらげてしまったほどです。
ピラフもほのかにブイヨンの味がしみていて、ブランケット・ド・ヴォーとの相性もとてもよかったです。
そしてデザートのタルト・シトロン。
こちらは十分冷やし固まったものです。
レモンの酸味がきいて、どこかなつかしい感じがするタルトです。
参加者の方から、うまく固まらなかったという失敗談もうかがいましたが、
そうゆうときはレモンの汁の分量を減らしてみてくださいというシルヴィーさんのアドバイスをいただきました。
挑戦された方の失敗談、成功談もお気軽にお寄せいただけるとうれしいです。
この勢いで、3月のメニューレポートも近々アップしたいと思っておりますので、どうぞお楽しみに。
また来月10月のメニューもそろそろ届けできると思います。
お申し込み、お問い合わせはenrichirparis@hotmail.comまでお気軽にどうぞ。
宿題はまだまだ残っておりますが、どうぞよろしくお願いいたします(キ)
by enrichirparis
| 2009-09-16 23:12
| 教室のレポート